インドネシア人の出身地による性格の違いを知っていますか?

先日、弊社と提携していただいているインドネシア送り出し機関の方から
こんな話を聞きました。
『ジャワ島出身者は、介護職に向いている人が多く
スマトラ島出身者は、建設業に向いている人が多い。」

 

どういう事かとよくよく話を聞いてみると
出身地や出身島によって性格の傾向があるのだそうです。

 

インドネシアは1万7千もの島と700ほどの民族からなる多民族国家であり、
それぞれが違った言語や文化を持っている国なので
性格の傾向の違いがあることも当然といえるでしょう。
(ほぼ単一民族の日本でさえ、県民別の性格や文化の違いがあり
そんなテレビ番組が作られるくらいですから)

 

以下は、送り出し機関の方に教えてもらった
一般的なインドネシア人が感じている出身地別の性格の傾向です。

 

・スマトラ島(主な都市:メダン、パダンなど)

ハキハキとしたイメージで、自己主張ができリーダーシップがある

ハングリー精神を持ち力仕事も得意なため、建設業などに向いている

メダン出身(バタック民族)の弁護士は強いというのが国内での専らの評判

 

・西ジャワ(主な都市:ブカシ、バンドンなど)のスンダ民族

大人しく素直で、宗教(イスラム教)を大事にしている

明るく優しい人が多く、介護職など対人の仕事に向いている

逆に、重い物を運ぶなどの仕事はあまり好まない傾向もある

 

・中部ジャワ、東ジャワ(主な都市:スマラン、スラバヤなど)のジャワ民族

大人しく素直で、宗教(イスラム教)を大事にしている

優しく柔軟性がある一方、ハングリー精神がありどんな仕事でもやり遂げる

第1~7代大統領は全て、中部もしくは東ジャワの出身

 

・バリ島

明るくホスピタリティがある

優しく素直だが、ハングリー精神も持っている

介護、宿泊、食品製造の職種に向いている傾向がある

 

ここに紹介したものは、
学術的なデータに基づくものではなくあくまで個人の印象によるものですが
我々日本人が県民性の違いや血液型別占いを楽しむ程度に
インドネシアの方々とのコミュニケーションのきっかけになればいいなと思います。