インドネシアのお金事情
今回は、バリ島などの観光地も多い、インドネシアのお金事情について解説していきたいと思います。
通貨
通貨単位
インドネシアの通貨単位は『インドネシア・ルピア(Rupiah)』と言い、国際通貨コードは『IDR』と表記されます。
通貨の種類
硬貨
硬貨は、50ルピア、100ルピア、200ルピア、500ルピア、1.000ルピアの全部で5種類あります。
過去に発行されていた25ルピアは、貨幣価値が低すぎることから2010年に流通が停止され、2020年に完全失効しました。
紙幣
紙幣は、1.000ルピア、2.000ルピア、5.000ルピア、10.000ルピア、20.000ルピア、50.000ルピア、100.000ルピアの全部で7種類あります。
上記の数字表記に違和感を抱いた方もいるかと思いますが、インドネシアでの数字表記は、桁数と小数点が逆になります。
※桁数を表すのが「.」(ピリオド)、小数点を表すのが「,」(カンマ)となります。
桁数が多いため、店舗によっては下3桁を省略したり、1,000の位を意味する「K」や「R(ribu)」を用いて価格表記しています。
例)20.000ルピア→20K 100.000ルピア→100R
描かれている人物
1.000ルピア | チュ・ニャ・ムティア | アチェ戦争における、アチェ・ゲリラ指導者の一人。 「インドネシア女性の英雄」とされている。 |
2.000ルピア | モハマド・フスニ・タムリン | インドネシアの政治思想家であり、国民的英雄。 |
5.000ルピア | イダム・ハリド | インドネシアの政治家。 |
10.000ルピア | フランス・カイシイエポ | インドネシアのパプア人政治家。1993年にインドネシア国家英雄として宣言された。 |
20.000ルピア | サム・ラトゥランギ | 教師、ジャーナリスト、政治家であり国民的英雄。初代スラウェシ島知事。 |
50.000ルピア | ジュアンダ・カルタウイジャヤ | ’57には首相も務めたインドネシアの政治家。 |
100.000ルピア | (左から) スカルノ モハマッド・ハッタ | (左から) インドネシアの初代大統領と初代副大統領。 |
テレビのバラエティー番組でも活躍しているデヴィ夫人は、100.000ルピアに描かれているスカルノ元大統領の第3夫人ってことは有名だよね。
デヴィ夫人とスカルノ元大統領の写真はデヴィ夫人のInstagramで見れるよ♪
最近はイッテQでの印象がかなり強いんだけど…
やっぱりデヴィ夫人、美しすぎる・・・!!
日本円換算額(9月14日時点)
- 1.000ルピア ≒ 9.58円
- 5.000ルピア ≒ 47.9円
- 10.000ルピア ≒ 95.8円
- 15.000ルピア ≒ 143.7円
- 20.000ルピア ≒ 191.7円
- 25.000ルピア ≒ 239.6円
- 50.000ルピア ≒ 479.2円
- 100.000ルピア ≒ 958.4円
- 500.000ルピア ≒ 4,792.3円
- 1.000.000ルピア ≒ 9,584.7円
インドネシア通貨は、かなり桁数が多いので混乱しやすいですね。
日本円に換算する計算方法は様々ですが、現在の為替レートですと、0(ゼロ)を3つ取って、9.5を掛けると実際の日本円に近い金額になると思います。
例)100.000ルピア ・・・ 100.000 × 9.5 = 950円
物価
インドネシアと日本の物価
インドネシアの物価事情について、日本とどれくらい違うのか比較してみました。
品目 | インドネシア | 日本 |
---|---|---|
ミネラルウォーター(500ml) | 24円 | 112円 |
スターバックスコーヒー | 530円 | 350円 |
レストラン (2人) | 1,442円 | 2,000円 |
ハンバーガー | 300円 | 170円 |
タバコ(1パック) | 300円 | 600円 |
ビール(1本) | 207円 | 200円 |
タクシー(初乗り) | 82円 | 600円 |
タクシー(1km) | 52円 | 300円 |
お米(5kg) | 650円 | 2000円 |
パン(1kg) | 173円 | 500円 |
牛乳(1L) | 193円 | 200円 |
卵(1パック) | 217円 | 300円 |
りんご(1kg) | 433円 | 350円 |
キャベツ(1kg) | 241円 | 200円 |
物価事情は日本とそんなに大きな差はないんだね。
それでも、お米とヘアカットが安くて羨ましい。。。
インドネシアの平均年収
インドネシアの平均月収は、日本円で約3万円、年収にすると約40万円です。
学歴や経験年数が年収の差に大きく影響されますが、地域格差は激しく、都心部と比較すると、約24万円も年収に差がある地域もありました。
経済発展を続けるインドネシアですが、その一方で地域格差や貧困状況が問題にもなっています。